縄文時代の遺跡:東北・北海道は縄文先進地域
東北・北海道には縄文時代の遺跡がたくさん発掘されています。
縄文時代(草創期、早期、前期、中期、後期、晩期)の遺跡や、環状列石、周堤墓で構成された考古学的遺跡群があります。
世界遺産に登録しようとしている北海道・北東北の縄文遺跡群です。
北海道の縄文遺跡
- キウス周堤墓群(千歳市)
- 北黄金貝塚(伊達市)
- 入江・高砂貝塚(洞爺湖町)
- 大船遺跡(函館市)
- 垣ノ島遺跡(函館市)
青森県の縄文遺跡
- 三内丸山遺跡(青森市、特別史跡)- 縄文観を塗り替え
- 小牧野遺跡(青森市)- ストーンサークル
- 是川遺跡(八戸市)
- 亀ヶ岡石器時代遺跡(つがる市) – 遮光器土偶
- 田小屋野貝塚(つがる市)
- 大森勝山遺跡(弘前市)
- 二ツ森貝塚(七戸町)
- 大平山元遺跡(外ヶ浜町) - 世界最古級の土器片
岩手県の縄文遺跡
- 御所野遺跡(一戸町)
秋田県の縄文遺跡
- 大湯環状列石(鹿角市、特別史跡)
- 伊勢堂岱遺跡(北秋田市)
縄文時代の草創期、大平山元I遺跡(青森)、表館遺跡(青森)、八茶沢遺跡(青森)日向洞窟遺跡(山形県)という遺跡から隆起文土器が発掘されています。
大新町遺跡(岩手)、大館町遺跡(岩手)からは、爪形文土器が発掘されています。
櫛引遺跡(青森)からは、多縄文土器が発掘されています。
このように縄文時代の草創期に多くの遺跡が発掘されたのが青森を中心とする東北地方です。
日本列島と大陸とが陸続きだった約2万年前、行き来がしやすかった北方から多くの人々が日本列島に住み始め、それが青森を中心とした地域だったのでしょう。